当院のプログラムの特徴は、内科専門医取得のために必要な症例を早期に経験し、自身の希望するサブスペシャルティ研修を前倒して行うことが可能です。
当院の内科系スタッフは、自身の専門科だけでなく内科系の幅広い疾患の対応が可能であり、特に専攻医は、専門科ローテーション中も幅広く内科系症例を経験することができます。本プログラムの専攻医の多くは、1年次修了時に修了要件160症例の登録を終えています。160症例の登録を終えた専攻医は、残りの2年間はより自由に、希望に沿った研修を行うことができます。
また、都市部総合病院勤務のみならず、医療過疎部である僻地や離島の病院での研修を通じて、地域の実情に合わせた実践的な医療を最低3か月学んでもらいます。
このプログラムを通じて、患者様一人ひとりに寄り添った診療を行うことにより、実践的な診療能力を磨くと同時に、患者様の病態だけでなく社会的背景や療養環境などを踏まえた最適な医療を提供する計画を立て、実行する能力を修得します。
専攻医
全人的な医療を学び 「でる杭」を伸ばす
名古屋徳洲会総合病院には、専門研修(後期研修)基幹プログラムが3つ、連携プログラムが6つあります。
それぞれのプログラムにおいて、様々な大学の出身者が集い、自由度の非常に高い研修環境の中で、学びたいことをとことん学ぶことができる点は、学閥のない当院だからこその特徴です。そのほかにも充実した福利厚生や研修サポート体制により、専攻医(後期研修医)が安心して研修を行うことができる環境を整えています。
名古屋徳洲会総合病院の専攻医として「でる杭」を誰よりも早く、そして長く伸ばし、自身の理想とする医師像を最短で目指しましょう。
専門研修 3つの魅力
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自由度の高いプログラム
01
専門研修では、研修先病院からローテートする診療科を指定されることが一般的ですが、当院では、ローテートする診療科の指定がなく、専攻医1年次から希望の診療科で研修を行うことができます。また、連携施設も希望に応じて追加(申請に伴い1年後)することが可能です。
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学閥のない総合病院
02
当院は、学閥のない総合病院のため、様々な大学の出身者が専攻医として活躍しています。当然ですが、大学医局に属していないので、希望していない連携病院での研修はありません。また、修了後の進路を自由に選択できるという点も特徴です。
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安心して研修を行うことが
できる環境03
専門研修では、基幹病院だけでなく連携施設の研修も必須です。
研修先を移る際、病院を退職して次の病院に入職することが一般的ですが、当院所属扱いのまま連携施設での研修を実施できるため、勤続年数や退職金などに影響がありません。また、当院よりも連携施設の給与が低い場合は、その差額分を当院が補填します。
[ 基幹 ] 内科領域
プログラムの特性
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患者様に寄り添う全人的医療を学ぶことができる
複数の病態を持つ患者様を診療することができる
160症例以上を1年次で経験することができる
医療過疎部における医療を経験することができる
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前倒しでサブスペシャルティ研修を行うことができる※
大学医局にとらわれない研修プログラム
修了後の進路は自由
[ 基幹 ] 外科領域
外科専門プログラムでは、コメディカルや医療事務スタッフとのチーム医療によって本来の医師が行うべき臨床に打ち込むことができるだけでなく、高難度内視鏡手術やダヴィンチ手術、人工心臓手術などの先進的な治療を経験することが可能です。
また、執刀できる数が非常に多く、専門研修の3年間で370件の手術を執刀した専攻医がおり、その中には高難度手術も多数含まれています。
さらに、消化器外科や心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科、乳腺・内分泌外科などのサブスペシャルティ領域の専門研修を並行して実施することができるため、最短でそれぞれの専門医取得を目指すことができます。
プログラムの特性
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チーム医療により臨床に打ち込むことができる
先進的な治療に参加することができる
難関なものまで多くの手術を執刀できる
専門知識を修得する環境が整っている
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前倒しサブスペシャルティ研修を行うことができる※
大学医局にとらわれない研修プログラム
修了後の進路は自由
[ 基幹 ] 総合診療科領域
高齢化社会が進む日本において、一領域にとどまらない総合的な診療能力が求められる総合診療科の重要性は高まっています。当院では、「病院総合診療医」を養成することを目標に掲げ、高い診断・治療能力を有するジェネラリストや、消化器内視鏡専門医などの資格も有するジェネラリストとスペシャリストを兼ね備えた「ジェネシャリスト」の育成も行っています。
このプログラムでは、多種多様な現場に遭遇する総合診療医に必要な能力を修得できるよう、在宅医療ならではの多職種とのコミュニケーションや、救急医療で必要な意思決定プロセス、医療過疎部での地域包括ケアに携わります。
これらのプログラムを通じて、総合的な診療能力はもちろん、診療所や中小病院で求められるマネジメント力やリーダーシップを修得します。
プログラムの特性
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ジェネシャリストを目指すことができる
マネジメント力やリーダーシップを修得できる
救急特有の意思決定プロセスを学ぶことができる
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地域全体の健康向上に寄与することができる
大学医局にとらわれない研修プログラム
修了後の進路は自由
[ 連携 ] 脳神経外科領域
当院は、愛知医科大学脳神経外科専門研修プログラムの関連施設にあたり、当院では最長3年間研修を行うことが可能です。
関連施設の中でも年間手術件250〜300症例と非常に高いアクティビティーを維持しており、当院での研修中に専攻医としておよそ100症例以上の執刀経験を積むことができるため、脳卒中チームの即戦力としての実力を身につけることが可能です。
3年間で慢性硬膜下血腫などの基本的な穿頭手術から、頸動脈内膜剥離術、開頭血腫除去術を経験したのち、開頭脳動脈瘤クリッピング術、バイパス術などを執刀できる実力をつけることが研修の目標です。血管内治療も、脳血管撮影から始まり、頸動脈ステント留置術、脳動脈瘤コイル塞栓術などの執刀経験を積むことも可能です。
また、基幹病院である愛知医科大学は、「脳血管内治療学会」および「脊髄外科学会」から訓練施設に認定されており、サブスペシャルティ領域として脳血管内治療専門医,脊髄外科認定医の取得を目指すことができます。
プログラムの特性
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総合的かつ専門的な知識・診療技能を獲得できる
臨床研究や基礎研究により学位取得を目指すことができる
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脳血管内治療専門医の取得を目指すことができる
脊髄外科認定医の取得を目指すことができる
[ 連携 ] 整形外科領域
当院の位置する愛知県春日井市高蔵寺地区は、高齢化人口比率の高い地域であり、地域医療
で整形外科の果たす役割が非常に重要となります。また、近隣には総合大学、警察学校などの教育機関や、自衛隊機関もありスポーツ外傷などの症例、幹線道路に近い立地であることから多発外傷、開放骨折といった重度交通外傷の症例も多く、多様な症例に対する知識と対応能力が求められます。
また、大学病院と連携し、大学でしか経験できない疾患や、リサーチ能力、症例に対する科学的視点、専門的な研修も行うことができるよう配慮されています。
プライマリ・ケアから最先端の臨床・研究までを偏りなく学ぶことを目標として、多くの手術症例を経験・執刀し、研修終了後に他科と連携したチーム医療・地域医療、特に包括的な医療を担えるような整形外科医師を目指します。
プログラムの特性
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前倒しサブスペシャルティ研修を行うことができる
基礎医学・臨床医学の知識や技術を修得できる
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多くの手術症例を経験・執刀できる
大学医局にとらわれない研修プログラム