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でる杭 2016年度 初期研修修了者

山中 力仁 RIKITO YAMANAKA

初期研修2年間で300件以上の整形外科手術を執刀。

岡山大学 京都府出身

初期研修2年間で300件以上の整形外科手術を執刀。

岡山大学 京都府

初期研修先に選んだ理由

初期研修先に選んだ理由

私は学生時代からずっと整形外科志望でしたが、初期対応は一通り何でもこなせる医師になりたくて、垣根を越えてどの科も勉強できる名古屋徳洲会総合病院を研修先に選びました。実を言えば、徳洲会との縁は小さい頃にもあったんです。私の地元が宇治市で、1歳になるまで今の宇治徳洲会病院に入院していました。そのような経緯もあって徳洲会という組織は昔からよく知っていましたので、それがきっかけとまでは言いませんが、縁があったのかもしれません。

整形外科の魅力

整形外科の手術はポジティブで好きです。
ガンなどは切って治すと言っても内臓機能などがどうしても損なわれてしまうのですが、整形外科は、機能改善・QOLの向上を目指すので、そこが楽しいところだと思っています。病気を切って終わりというよりは、患者様とずっと付き合っていくことになるのでここをこう治したら、こんな風に機能が良くなって…と継続していくので、そこが探求心を掻き立てられます。患者様の将来も意識して、どうしたらより良くなるのかを常に考えます。歩けなかった人が歩けるようになれば、単純に嬉しいです。

初期研修での経験

研修期間中は本当に様々な経験をさせて頂きました。色々な患者様がいて、色々な治療をして、色々なことで患者様からフィードバックを頂き、かなり濃密な時間を過ごすことが出来ました。でも、その分辛いこともありましたし、責任の重さを痛感したこともありました。自分が診ることができる範囲内とはいえ、結構シビアな患者様を診させて頂くこともあり大変な部分もありました。当院ではやる気があれば何でも挑戦することが出来ますが、自由な分、それ見合うだけの大きな責任があります。かと言って責任が持てないからと自由の範囲を狭めてしまうの勿体無いと思いますので、研修医として出来ることを全力でやらせて頂きました。患者様と真剣に向き合うので一人一人、全ての患者様に思い入れがあります。手術は研修期間中の2年間で300件以上経験させて頂きました。実績件数としては他の病院で研修を受けた同期と比べると断然多いと思います。学術的な部分ではともかく、手術・手技に関してはどこの研修病院にも負けないのではないでしょうか。研修医時代を振り返ると忙しい毎日ではありましたが、全ては自分のために選んだことで、無駄な時間のロスもありません。場合によっては夜中に帰るようなこともありましたが、毎日が充実していました。

整形外科医として

整形外科医として

経験値としては十分な件数の手術もさせてもらいましたが、その反面、やればやるほど考えていかないといけないことや、さまざまな課題も出てきました。しかし、専門の科のことしか視野にない医師にはなりたくないという思いもあります。急患で初期対応で接する患者様をそのまま他の科へ丸投げしてしまうのではなく、急患を受けた者として適切な初期対応をし、ある程度確かな診断を下し、所見を付けてお願いするべきだと考えてます。それは救急車を断らない徳洲会病院の救急で身に付いた基本姿勢です。専門分野を極めていきながらも他分野の学習も怠らず、自分なりの理想の医師に近づいていけたらと思います。

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