研修医 (医科) 1年次
川村 卓也 TAKUYA KAWAMURA
患者さんの心を掴める外科医になりたい
秋田大学 静岡県出身
患者さんの心を掴める外科医になりたい
秋田大学 静岡県
当院を選んだきっかけ
小さい頃から好きな阪神タイガースの試合を甲子園で観戦するのに、大阪や兵庫へ遊びに行っていた時のことでした。もともと初期研修はたくさん学べるパワフルな病院を探していたこともあり、大阪で開催された「徳洲会グループ合同説明会」に参加しました。行く前までは名古屋徳洲会総合病院の存在は知りませんでしたが、説明会にてブースに勧誘され、名古屋徳洲会総合病院について説明を聞いている中で、こんな病院を探していた!と思ったのが初めての出会いでした。色々な病院の見学や大学の先輩、先生方と会話している中で、「自分が初期研修中にしたいこと」や「初期研修先に求めるもの」をリストアップしていました。外科志望なので初期研修のうちからオペに積極的に参加したい、初期研修医の主戦場であるERにてたくさん学べる環境がある、雰囲気が良い、給与が良い、立地が良い、将来性がある、研修医の数、プライベートの充実性の8項目を選択材料にしていました。さまざまな病院のことを調べ見学していく中で、自分が求める八角形を1番充足していたのが名古屋徳洲会総合病院だったので、ここで研修をさせていただきたいと志望しました。
研修を始めた頃と現在の印象
ここで研修を始めた頃は毎日がワクワクでした。社会の一員になったという実感を少しずつ感じ始めだし、こんなもんで給料をもらってよいのかと高笑いする日もあれば、自分の実力や覚悟に不安になる日もありました。そんな心境の移り変わりすら楽しみに感じていたのが4月の自分の印象でした。また、当院にはメラメラした先生が多いです。もちろん僕たち若手の研修医がそれぞれの道に燃えているのもそうですが、少し上の専門医の先生から一回りも二回りも上の先生までが皆一様に熱く元気な先生が多く、それがより一層のやる気になっています。
研修の中で一番良かったこと・苦労したこと
数ヶ月働いて一番経験して嬉しかったことは救急で担当した患者さんに感謝された経験です。 医者という仕事に就いて朝から晩まで頑張る中で、まだ未熟でできることも少ない自分が患者さんの役に立てたと実感でき、正直このタイミングのために頑張っていると思えた瞬間でした。これはまだ解決した問題ではないですが、一度上級医の先生に「覇気がない」と言われたことがありました。確かに自分自身、毎日元気百倍!みたいな性格でもないので、覇気がないと言われて覇気とは何なのかと悩む時期もありましたが、最近はもう少し自分に経験と自信がついてくれば自ずと覇気が出てくると思うようになりました。これから少しずつ成長して、覇気のある医者になれればと思っています。
目指す医師像について
私は将来、外科医を目指しています。ただ私の理想とする外科医は「手術が上手な外科医」であり、「患者さんの心を掴める外科医」です。手術が上手な外科医になるには、手先が器用になったり、手術についてしっかり勉強したりすることはもちろん必要ですが、最近は手術に関係する麻酔科の先生、看護師さん、検査技師さんとの関係性が大事だということに気付かされました。上級医の先生方の背中を見ながら、もう少し「手術が上手」とは何なのかについて学んでいきたいと思っています。また、「患者さんの心を掴める外科医」はこの病院にはたくさんいらっしゃいました。丁寧な説明と丁寧な言葉使い、手術前も後も患者さんの不安を少しでも気遣える医師になれればと思っています。
医学生の皆さんへ
今は国家試験の勉強や実習の毎日で大変な日も多いかもしれませんが、今となってはもっと先生方とたくさん話していれば良かったと思いました。大学の友人や先輩後輩のほとんどが自分と同じ医者を目指していて、実習先の先生はみんな医者で、そんな環境に自分がいたことに気づいたのは医者になってからでした。 自分の数年後、数十年後の人生設計を考える上で、同じ道の前方をいく先生方ともっと話して、自分が何を目指したいかをもっと考える時間を作れたらなと思ったので、いっぱい先生と話すといいと思います!